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隙あらば自分語り

キル・ユア・ダーリン 見た

文学で世界を変えようとする男たちの、愛憎劇。実話に基づいた物語。

 

あらすじ

ストーリーは、なかなか文章にしづらいので、wikiを読んでください。

アレンとルーは同じ大学に通う生徒なんだけど、ルーは文学革命しようとしていた。ルーにはデイヴィスって言うパトロンみたいな存在がいて(字幕では守護天使とのこと)、ルーは宿題もレポートもデイヴィスに代筆してもらって革命の際も彼に頼っている。大学で共に文学革命の活動をしながら過ごしているうちにアレンはルーに惹かれてキスしてしまう。でもルーはそれを受け入れずにアレンからもデイヴィスからも距離を取ろうとする。しかし逃げようとしたルーの目の前にデイヴィスが現れ、しつこく食い下がって無理やり元の鞘に戻ろうとしてくる。揉みあった末、ルーはデイヴィスを刺してしまい、そのまま川に沈めて殺してしまった。

ルーは拘置所に入れられ、革命の仲間たちはデイヴィスの死を境に離れていき、夢のような時間は終わりを迎える。アレンはルーの代わりに供述書を書くことになり、真実を書くかルーを守るために嘘を書くか悩んだ挙句、一本の小説を書き上げる。

 

 

見所は、魔性の男ルーの存在。文学革命に参加する人がどうして集まって、みんながルーに力を貸したがるのか。それはルーの魔性の力のなせるわざ。かわいそうでかわいい男なんだ。一生幸せになれなさそう。近づいたと思ったら離れて行くから引き留めたくなっちゃうんだ。親しくなったと思っても全てを曝け出してはくれない、どこか影のある男。捕まえたと思ったらするりと逃げて行くから、捕まえようと必死になってどんどん奥まで追いかけて行ってしまう感じ。そうしてデイヴィスとアレンは深みにはまっていってしまったのだろう。

 

全体的にルーや文学革命の陣営は怪しくて妖しくて、どっぷり浸かっちゃうアレンの気持ちもわかる。ルーの俳優さん(デインデハーン)がマジでかっこよくて、ルーの抱えてる秘密とか、影のある部分とか、無鉄砲で庇ってあげたくなっちゃうところとかか表現されてて吐きそうだった(いい意味で)。。。とにかくルーはすごい。すごく綺麗で可愛くてそのくせ壊れやすくて、叶えたい夢があるけど一人じゃ叶えられなくて、手を貸してあげたい、守ってあげたいって思っちゃうんだよなあ。

 

ちなみにこの映画に出てくるアレンやバロウズアメリカの超有名な作家なんだそうです。アメリカってのはすごいところなんだな…

 

見た後めちゃくちゃしんどくなります。楽しいお話じゃあないのでお勧めはしないです。でも個人的には大好きな映画です。こういうしんどい気持ちになる映画大好きです。妖しい雰囲気とか陰鬱な雰囲気、バッドエンドの恋愛が好きな人にはお勧めしたいです。

 

おわり