(*'▽')

隙あらば自分語り

鼻  読んだ

こんにっちはー!ひなです🐤 前回からとても間が空いてしまいました。一か月以内に書くことを目標にしたい\(^o^)/
今日は芥川龍之介さんの「鼻」を読みました。5分くらいで読めちゃうのでちょっとした暇つぶしに読んでみてください。

あらすじは、鼻が長くて自尊心の低い内供が鼻を短くしたところ、周りに馬鹿にされて、鼻が長いままの方が良かったって思う話です。

禿の人に「禿げてますね」とは言えないけど、ある日突然ふさふさになったら笑っちゃいますよね。そんなふうに笑われるなら、ハゲの方がいいってこともあるのだと思います。わたしはあまり共感できませんでした。

一番のポイントは、人間は二つの矛盾する気持ちを持っていて、「他人の不幸に同情する気持ち」と「その不幸を切り抜けると少し物足りないような、もう一度不幸に陥れたくなるような気持ち」があるという点です。私はこの後者の気持ちに共感できませんでした。不幸な人には幸せになってほしいし、幸せになったら私までうれしくなります。この話を読んだ時も、「鼻が短くなってよかったな」と思ったところ、周りの人に笑われていて理解できませんでした。また、そのあとに内供が”鼻が短いのを恨めしく思った”ことも理解できませんでした。

このことについて、内供のことを自分より高尚な存在だと認識していないのではないかと思います。内供は哀れな人、変な顔の人、自尊心の低い人。自分より劣位の人に対して人間は憐れみを感じます。だから鼻が長いことも、鼻を短くして笑われたことも、私は憐れみ同情したのだと思います。これがもし、高校のクラスで顔面偏差値が自分より低いと思っていた人が、久々に会って整形で私よりきれいになっていたら、私は「整形なんて」と笑うかもしれません。
それとも、ペンギンが空を飛ぼうと羽ばたいてるのを笑う感覚に似ているのでしょうか。

なかなか、私には共感しにくいお話でした。でも確かにそういうこともあるかもしれない。私はそう思わなくても、周りはそう思うかもしれない。という風に人間の気持ちについて考えることができました。私の納得できるたとえを探してみます。