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隙あらば自分語り

人間失格 読んだ

こんにちは、ひなです🐤

今回は太宰治の作品、「人間失格」を読んだ感想です!

 他人の日記をそのまま載せましたって感じの書き方で、太宰さんの人生を元にした物語なんだろうなって思いました。人間失格を読む前は自伝だと思っていたので、読み終わった時は「自伝なの?それとも他者の日記なの?」と戸惑いましたが、自殺の仕方とかからやっぱり太宰の一生を表しているのだろうなと思いました。

内容は始終「わかる」「それな」「つらい」って感じでした。以下共感ポイント↓

  • 最も苦痛な時刻は家の食事の時間
  • 隣人の苦しみの性質、程度が分からない
  • 自分だけが変わっているような不安と恐怖に襲われる
  • 道化となり人間と接する
  • 相手の期待通りに動こうとする
  • 愛される不安
  • 周囲の人が怖くて東京をひとりで歩けない
  • etc…

 人間失格を読む前の知識では、「ヒモでたらしの太宰さんが心中する話」だったので、最初はとても優秀な主人公が段々酒に溺れて堕落していく姿にとても自分を重ねてしまって、将来が不安になりました。親の機嫌ばかりうかがって、優秀な成績で、いい学校に進んで、疑心暗鬼になったりピエロになったりしてしまうのかなぁ…。

自分はすでに落ちこぼれてしまって太宰さんと同じというにはおこがましいですが、なんだか思い当たる節とか共感できることが多くて、いつかこんなふうになるのかなぁって辛い気持ちで読んでいました。

人間失格は、何回も読みたい本ではないけど、1回は読んだほうがいい本って感じです。読んだことがない人は読んでみてください。